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エストロゲン依存性【乳ガン・子宮筋腫etc...】を考える!

美容の観点だけでみると、女性ホルモンのエストロゲンは天然の美容液と称せられるように、肌のハリやツヤ、髪の毛の豊かさなど女性らしさを引き出してくれる非常に大切なものです。


血中のエストロゲンの値が高いほど見た目年齢が若くなるといわれているので、このエストロゲンを増やす、あるいは減らさないように意識しているという人もいるのではないかと思います。


しかし、美容にとってはいいことづくめのエストロゲンもやはり負の側面もあり、知っておいてほしいのは、「エストロゲン依存性」というキーワードで、エストロゲンにさらされる時間が長い人ほど罹患するリスクが上がる病気があるということです。


エストロゲン依存性の病気というのは、


● 子宮筋腫
● 乳腺症
● 子宮内膜症
● 乳ガン
● 子宮頚ガン
● 子宮腺筋腫
● 子宮体ガン


といったものがあります。いわゆる婦人科で診てもらう病気のほとんどです。


エストロゲン依存性の病気や疾患というのは、エストロゲンだけにさらされる状態が長く続くほど進行してしまう病気のことで、未出産や出産回数の少ない人がその対象になります。


昔の女性は子供を6~7人生むことも珍しいことではなかったので、必然的に妊娠期間中が長く、その分、月経回数が少なく済みました。しかし、現代女性は子供を産まない人、あるいは産んでも1~2人、初潮年齢が早いケースが多いので、生涯で経験する月経の回数が増えています。


生涯に経験する月経の回数が多いということは、生理周期の一時期にある「エストロゲンだけにさらされる状態」を数多く経験するということになるので、エストロゲン依存性の病気を発症するリスクが高くなるということなんです。


(※ 妊娠中は、エストロゲン、プロゲステロンの2つホルモン両方の分泌量が増えます。)


エストロゲンによる健康作用にはプラスになるものもたくさんあって強力な抗酸化作用で細胞を酸化から守ってくれるのをはじめとして、


● 骨粗しょう症
● 動脈硬化
● 認知症


といった病気や疾患を防いでくれたりもします。


が、しかし、子宮内膜症の患者数は40年前に比べて3倍で20代も珍しくなく、30代女性の4人に1人が子宮筋腫ということを聞くと、エストロゲン依存性の問題はかなり深刻なように思います。


すでにエストロゲン依存性の疾患の症状が出ている人に対しては外科的な処置で対処するほか低用量ピルで女性ホルモンをコントロールするという方法がとられることもあります。気になるなる人は一度婦人科にいって相談してみるべきでしょう。